月間悪徳商法ニュース(その2)

みなさんこんにちわ!
発行人のペンネーム西藤清三郎です。
今回は(その2)の紹介です。
さて、僕がこの業界に入るきっかけになったB社の本社は都内の
新宿区にありました。
従業員は全社で100人規模の会社で関東を中心に
9営業所を展開していました。
会社を訪問し、早速人事担当者と面接室で会うことになりました。
まず、どうして電話機の訪問販売でそんなに高額な収入が得られるのか
疑問に思っていたので、その部分を先に尋ねました。
ふと、面接室の隅を見ると販売する電話機らしいものがパンフと一緒に
置いてありました。
見ると色は濃いグレーのコードレスの親子電話機です。
町で売っている電話機を少し高級にしたそんな感じの電話機です。
メーカーは大手通信機メーカーのK社のものでした。
人事担当者の説明によると、この電話機が訪問販売する商品とのことでした。
そこでいくらで販売しているのか聞いたところ
なんと、販売価格172,000円ということでした。
一般家電販売店では1~3万もすれば十分立派な電話機が買えるのに
本当にこれを買うお客がいるのか、
こんな高い電話機が売れるのか疑問に思いました。
また、どのような販売方法を
行っているのかも気になりました。
すると、隣の会議室に通されました。
そこは営業会議室で正面に大きな白板がありそれは営業部員の成績表でした。
左側に営業部員の名前が縦に列記してありその数15名前後、
真ん中上部は左から右にカレンダーが刻んであり名前の横には
黄色、緑、赤の丸いマグネットがついています。
説明によると黄色は契約、緑は工事完了、赤はキャンセルということでした。
よく見たら月半ばというのにトップの営業マンはすでに
15本の契約をしていました。
一日3本契約している日もありました。
その他の営業部員も10本前後売っていました。
僕はびっくりしてしまい、どうしてこんな高い電話機がこんなにも
簡単に売れるのか、内心不思議に思っていました。
一般的な販売方法ではまず無理ですので
きっとこれは裏に特別な販売方法があり、
その手法を覚えればやっていけるのでは?といろいろ頭の中で
考えを張り巡らせていました。
そこで会社全体でではどの位、販売しているのか実績表を見せてもらったところ
一番売っている営業マンは横浜営業所の常時同じ人間で
月に30本以上売っていました。
月収にして100万以上です。
面接が終わるころにはその販売手法を覚えればやっていけそうな自信と
また、実際やっていけるのかの不安が入り混じりました。
その後入社を決断した僕ですが、このブログでは
驚くべき訪問販売会社の内部実態を中心に
第2章ではその核となるべき販売手法の実態、
また第9章では
悪徳訪問販売業者が狙う家、狙われやすいい人、悪徳訪問販売業者が避ける家、
また、悪徳訪問販売業者を近づけない為の対策などを
販売者側から見た目で詳しく説明しています。

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